六波羅蜜とは?

四諦で苦の原因を明らかにしましたが、そんな人生でも穏やかに生きていくための術として、六波羅蜜の実践がすすめられています。

この六波羅蜜とは、「苦を吹き消した状態」である涅槃にいたるための六つのチケットともいえるでしょう。

布施

他人の悲しみや苦しみに対して同情してあげる。
相手に優しい言葉をかけ、話を聞いてあげる。

心施:お元気ですか?ご機嫌いかがですか?
和顔施(わがんせ):和やかな顔でニッコリ笑ってあげる。

最後の和顔施は、「何も持っていないけど、何か人のためにしたい!」という人におすすめの方法です。

戦争や災害など、無力感に悩むときこそ、近くにいる人を笑顔で和ませることが大切かと思います。

持戒

いいと思えることを実践する。

諸悪(しょあく)莫作(まくさ)、衆善(しゅぜん)奉行(ぶぎょう) ⇒ 悪いことはするな。いいことを一杯しなさい。

忍辱

辛抱する。

浮き沈みは人生につきもの。沈んだ時期こそ、自暴自棄にならずにじっと我慢することで道が開けます。

精進

全生命をうちこんで努力し続けること。

禅定

心を静めること。マントラ、お経を唱えることにより、邪念や煩悩の炎を少しでも鎮めることができます。
欲望の洪水に満ち、荒れ狂った心を静めることが、幸せへの第一歩ではないかと思います。
恬淡(てんたん)虚無(きょむ):あっさりして心に執着、欲がなく、虚心であること。 明鏡(めいきょう)止水(しすい):心にやましい点がなく澄みきっていること、くもりのない鏡と波立たない静かな水の境地。

智恵

前の5つの行いを実践していると正しい判断力が身につきます。布施、持戒、忍辱、精進、禅定を実践している人物であれば、ものごとをはっきり認識する力が身に付く気が確かにします。

考えずともあるべき方向に導かれていく状態でいたいですね。